Before

数年前に業者さんに勧められ瓦にラバーコーキングの工事をされたそうですが、その後隅棟から雨漏りがしだしたとお問合せいただきました。
調査にお伺いすると破風板に雨漏りの染みをたくさん発見、大量の雨水が屋根内部に侵入してると判断し屋根の葺き替え工事をご提案させていただきました。

After

瓦撤去時

瓦土が雨水を含んだ様子

下葺材REVO4断面

下屋根葺き上げ時

既存瓦、瓦土を撤去します。想定通り棟部分に雨水の侵入を確認しました。瓦土が水を含んでおり、ひどい箇所は苔がはえていました。
今回はお客さまとご相談させていただいた結果、下葺材はREVO4を採用しました。REVO4はアルミ箔を一体成型し「遮熱効果」が期待でき、また表面の3ｍｍの突起があり瓦桟との重なり部分に隙間を設けることで、毛細管現象を防ぐことができ雨漏りの原因を減らす効果があります。

今回のお客さまからは、前回のラバー工事を経験され今回は絶対に失敗できないとの想いを痛いほど感じておりました。

それもそのはず、屋根工事は一度の工事で数十年雨水から建物を守らなければならず
一度不安な工事をご経験されたケースでは皆さん必ず疑心暗鬼になられます。
同じようなケースを私は幾度となく経験してまいりました。

今回の工事にあたり材料の選定、工法についてたくさんのご質問をいただきました。
当時最善工法といわれた工法、商品の是非は数十年後に解体してみれば一目瞭然です。
嵯峨野ワークスでは、今までたくさんの屋根を解体、施工してきた経験から、工法、材料を取捨選択させていただいています。
こうしたお話に時間をかけさせていただくことでご理解ご納得いただき、結果満足感のある工事に繋がると思っております。

その他にも破風工事、雨とい工事、隣接する借家屋根工事も施工させていただきました。
借家屋根工事は後日改めてご紹介させていただきたいと思っております。

この度は数ある屋根工事業者の中で嵯峨野ワークスを信じてご依頼いただきありがとうございました。