葺き替え|日本瓦⇒日本瓦
Before
雨漏りがあるとの事で、まずはご連絡を頂きました。
お伺いしたところ、瓦や桟木などに、経年劣化が見られ、葺き替え工事をオススメしました。
ご要望としては、2階にあるリビングの暑さをなんとかしたいとともに、亡きご主人との思い出が詰まっているので日本瓦にはこだわりたいという事でした。
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STEP 1
既存瓦の撤去
まず既存瓦を撤去します。1枚1枚剥がした瓦は、台車で下ろしていきます。
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STEP 2
下地工事
断熱対策として、遮熱効果の高い下葺材を全面に貼ります。新しい木下地の際に厚さ35mmの断熱材も入れました。(写真なくてすいません。)
新しい瓦には、葺きあがりのとても美しい淡路産のいぶし瓦を選んで頂きました。 -
STEP 3
仕上げ
下葺材の上に、固定した桟木を取付け、その桟木に瓦1枚1枚を釘で固定し葺きあげていきます。
以前は瓦屋根といえば瓦土で固定する土葺工法が主流でしたが、現在ではこのような桟葺き工法が多く用いられるようになりました。
横から見ると、このように少し浮いたような状態になっていますが、1枚1枚きちんと固定されており土葺きでみられる瓦のずれが起こりにくく、瓦土を使わないので土葺きよりも1/2~1/3程軽量化も可能です。
After
棟瓦を積み完成です。
合わせて古くなっていた雨といも交換させて頂きました。
淡路産のいぶし瓦、本当に美しいです。これでまた安心して何十年暮らして頂けるかと思います。
同じ日本瓦桟葺きでも、数十年前と比べると、下葺き材や若干の工法の違いなどで、断熱効果を高める事ができます。
雨漏りがしていなくても、瓦が飛んでいなくても、築20年を過ぎていたら一度点検をしてみませんか?