ご相談・今回の工事までの流れ
S社様では、北棟・南棟とも以前から雨漏りがありました。
昨年はまず、建物規模の大きい北棟から1期工事として改修を行い、塔屋外壁の塗装と屋上防水工事を施工しました。
工事後、北棟の雨漏りが改善したことをご確認いただき、今回は2期工事として南棟の改修をご依頼いただきました。
南棟についても以前から雨漏りがあり、あわせて塔屋外壁の経年劣化も見られました。
そこで今回は、南棟の屋上防水工事と塔屋外壁の改修をそれぞれ行うことになりました。
外壁については、既存が窯業系の外壁材だったため、今後の耐久性や費用とのバランスを考え、塗装ではなくカバー工法で対応しています。

塔屋外壁の状態
既存の外壁は窯業系の外壁材で、年数の経過による傷みが進んでいました。
表面だけを塗装する方法もありますが、今回は今後の耐久性や手入れのことも考え、外壁カバー工法で対応することにしました。
既存の外壁をすべて撤去するのではなく、その上から新しい外壁材を施工する方法です。
新しい外壁には、ガルバリウム鋼板の角波を使用しました。

今回の判断
今回の工事では、傷んでいるところをすべて同じ方法で直すのではなく、状態に合わせて工事内容を分けています。
塔屋の外壁は、塗装で延命するよりもカバー工法の方が今後の耐久性と費用のバランスが良いと判断しました。
一方、手すりなどの鉄部は塗装で十分対応できる状態だったため、塗装で仕上げています。
笠木板金については錆による腐食が進んでいたため、塗装ではなく既存の笠木を撤去し、新しい板金へ交換しました。
使えるものはそのまま活かし、交換が必要なところは交換する。
今回はそういう考え方で工事内容を組み立てています。
施工内容
既存外壁の確認
まずは外壁全体の状態を確認し、カバー工法を行う範囲を整理しました。
外壁カバー工法
既存の窯業系外壁材の上から下地を組み、新しくガルバリウム鋼板の角波を施工しました。
既存外壁を全面撤去しないため、撤去費や廃材処分費を抑えながら、外壁全体を新しくすることができます。





笠木板金の交換
笠木板金は錆が進み、一部に腐食も見られました。
この状態では塗装だけでは十分とは考えにくいため、既存笠木を撤去し、新しい板金へ交換しました。



鉄部塗装
手すりなどの鉄部は、ケレンなどの下地処理を行ったうえで塗装しています。
交換が必要な状態ではなかったため、今回は塗装によるメンテナンスとしました。


代表 浦谷より
前回の北棟工事で雨漏りが改善したことをご確認いただき、今回は南棟の工事をご依頼いただきました。
今回の塔屋外壁は、塗装で済ませるよりも、今後のことを考えるとカバー工法の方が合っていると判断しました。
ただ、すべてを新しくすればいいというわけではありません。
手すりなど、まだ塗装で十分使えるものは塗装で対応し、腐食が進んでいた笠木は交換しています。
建物の状態を見ながら、残せるものは残し、必要なところにはきちんと手を入れる。
今回もその考え方で工事を進めました。
次回は、同じ南棟で行った屋上防水工事をご紹介します。
北棟と同じく雨漏りが見られたため、ウレタン防水の通気緩衝工法で施工しています。

関連ページ
雨漏りでお困りの方
→ 雨漏り修理について見る
今の建物の状態を整理したい方
→ 調査・診断について見る
屋根工事の考え方を知りたい方
→ 屋根修理・カバー工法・葺き替えについて見る
外壁について考えたい方
→ 外壁塗装・外壁工事について見る

