Before
築30年を超えた建物の既存瓦の様子です。北面に凍て割れがみられるということで葺き替えをご依頼いただきました。
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STEP 1
既存瓦の撤去
まず既存瓦を撤去します。京都市では昭和56年(1981年)5月31日以前に着工された住宅で日本瓦(既存屋根が土葺き)の葺き替えは屋根の軽量化で耐震にあたるということで補助金が支給されます。

瓦、瓦土を綺麗に取り除きます。
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STEP 2
下地工事
桟木を固定していきます。この工程は補強と屋根の高さを調整する意味合いがあります。
突然の雨や、その日の作業終了時終わりには屋根にシートを覆い無防備になった屋根を保護します。
桟木の上に構造用合板を張っていきます。単なる屋根の下地と思われがちですが、構造用合板を張ることにより屋根の強度がグッと上がります。
構造用合板が張れたら下葺材を全面に敷設します。
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STEP 3
仕上げ
周辺部材を取付けた後、軽量瓦ROOGA本体を葺きあげていきます。
After
屋根本体を葺き上がると棟瓦を取付けて屋根葺き替え工事完了です。
日本瓦に比べて屋根の重量は1/4~1/5も軽量化になります。
今までの経験では軽量化により室内の開かなくなっていた建具が屋根葺き替え後に開くようになったといったお宅もございました。
今後どんどん増えていく工事だと思います。
この軽量瓦ROOGAは写真のものは和風の雅という商品ですが洋風の鉄平という商品もあり和風洋風どちらの建物にも採用していただけます。