2025/7/9 施工事例|京都市右京区 雨漏り・屋根/外壁改修工事 (外壁張替工事編) 更新しました。
地震や台風に強い!デザインも豊富な軽量瓦「ROOGA(ルーガ)」とは? 土葺きとの比較

地震や台風に強い!デザインも豊富な軽量瓦「ROOGA(ルーガ)」とは? 土葺きとの比較

近年、自然災害の多い日本において、住まいの安全性を高める屋根材として注目されているのが「ROOGA(ルーガ)」です。瓦のような重厚感のある見た目ながら、軽量で耐震性・耐風性に優れているのが大きな特徴です。今回は、そんなROOGAの魅力と、伝統的な工法である土葺きとの違いについて解説します。

日本瓦土葺きの屋根

ROOGAの主な特徴

①軽量で地震に強い

ROOGAは、一般的な日本瓦(陶器瓦)と比較して、約1/2以下の重さです。日本瓦の1㎡あたりの重量が約40kgであるのに対し、ROOGAの「鉄平」シリーズは約23kg/㎡、「雅」シリーズは約21kg/㎡となっています。伝統的な土葺き工法と比較した場合はさらに土の重量が加わるため、重量が約80~100kg/㎡と非常に重くなります。ROOGAに葺き替えることでなんと1/4~1/5となりかなりの軽量化が実現でき屋根が軽くなることで、地震の際の建物の揺れを抑え、負担を軽減します。

②割れにくく、飛散しにくい:

独自のハイブリッド素材「Hybrid PIF」を採用しており、非常に高い強度を誇ります。ハンマーで叩いても割れにくいほど丈夫で、台風などの強風でも瓦が飛ばされにくい設計です。土葺きの場合、瓦自体は頑丈でも、土台の劣化やズレにより瓦が落下するリスクがあります。

③デザイン性が高い:

天然石のような風合いの「ルーガ鉄平」と、陶器瓦のような美しいツヤを持つ「ルーガ雅」の2つのシリーズがあり、和風・洋風どちらの住宅にも調和します。カラーバリエーションも豊富です。土葺きは、瓦の種類によって意匠性が大きく左右されます。

④色あせにくい:

表面に高耐候コーティングが施されており、紫外線や酸性雨による色あせを抑制し、美しい外観を長く保ちます。土葺きの場合も、瓦自体の色褪せは比較的少ないですが、メンテナンスは必要になります。

⑤遮音性・断熱性:

厚みのある素材と独自の構造により、雨音を軽減する遮音性や、室内の温度を快適に保つ断熱性にも優れています。土葺きも、土層による断熱効果が期待できます。

ROOGAのメリット・デメリット

ROOGAのメリット

・軽量で耐震性が高い(土葺きと比較して大幅に軽量)
・割れにくく、飛散しにくい
・デザインが豊富
・色あせしにくい
・遮音性・断熱性がある

ROOGAのデメリット

・比較的価格が高い
・施工可能エリアが限定されている。→年間の平均最深積雪量が100cm以上の地域では基本的に施工することはできません。
・対応できる業者が少ない→ROOOGAの施工に関する知識と技術を持つ認定された施工店ROOGAショップしか施工できない。嵯峨野ワークスはROOGAショップですのでサイトには施工例も多く掲載しております。

ROOGA雅(和瓦タイプ)の弊社 施工例

Before
After

ROOGA鉄平(平板瓦タイプ)の弊社 施工例

Before
After

まとめ

ROOGAは、従来の瓦の良さである重厚な質感と、軽量で災害に強いという現代のニーズを兼ね備えた、高性能な屋根材です。特に、地震の揺れが気になる地域にお住まいの方や、屋根の軽量化を検討されている方、そして土葺きの重さが気になる方におすすめです。

嵯峨野ワークスでは、ROOGAの特性を活かした屋根の葺き替え工事を承っております。ご興味のある方は、お気軽にご相談ください。