20〜30年で考える住まいのメンテナンス①|メンテナンス時期の考え方

20〜30年で考える住まいのメンテナンス①|メンテナンス時期の考え方

屋根や外壁のメンテナンス時期について、「何年くらいで工事をすればいいですか?」と聞かれることがあります。

今回は、私が普段どんな考え方でメンテナンス時期を見ているのかを書いてみます。

① メンテナンス時期は「何を目的にするか」で変わります

私の考えでは、まず何を目的にするかで変わります。

メンテナンスの目的一つの目安私の考え方
建物をきれいな状態に保ちたい築10年くらい美観を優先するなら、10年くらいを一つの周期として考えるのもいいと思います
雨から建物を守りたい築20〜25年あたり見た目だけではなく、防水性や建物を守ることを優先するなら一つの大きな節目だと考えています

もちろん、すべての建物がこの年数で工事をしなければならないという意味ではありません。

② 雨漏りが始まると、メンテナンス計画が変わります

ただし、これは雨漏りをしていないことが前提です。

一度雨漏りが始まってしまうと、それまで考えていたメンテナンス周期が総崩れになることがあります。

「あと5年くらいはいけると思っていたのに、雨漏りが始まって予定より早く大きな工事が必要になった」

そんなことも実際にはあります。

だから私は、メンテナンス時期を年数だけで決めるのではなく、今の建物がどんな状態なのかを見ておくことが大切だと思っています。

③ 大切なのは、工事をする前に点検すること

そこで大切になるのが、工事をすることよりもまず点検することです。

嵯峨野ワークスでは、点検をしたからといって、そのまま工事になるとは限りません。

点検した結果によっては、こんなお話をすることもあります。

点検したときの状態
お伝えすること
まだ大きな工事が必要ない
「今はまだ大丈夫です」
もう少し延命できる可能性が高い
「数年先にしましょう」
劣化が進んでいる
今後必要になる工事や時期を一緒に整理します

点検だけで終わることも、実際によくあります。

④ 20〜30年で考えるから、今すぐ工事を勧めない

工事会社なのに、それでいいのかと思われるかもしれません。

でも、私はそれでいいと思っています。

嵯峨野ワークスへご依頼いただくお客様は、「とりあえず一番安く直したい」というより、建物を大切にされている方が多いように感じています。

こちらも必要のない工事を無理に勧めない。

必要になったときには、お客様の方から「そろそろ見てもらえますか」と声をかけてくださる。

こういう関係で20年仕事を続けてきました。

ですから、無理に今工事を取る必要はありません。

目の前の工事費だけを見るのではなく、その家にこれから20年、30年と住むのであれば、その間にどんな工事が何回必要になるのか。

私はそこまで考えてメンテナンスを決めることが大切だと思っています。

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