2025/7/9 施工事例|京都市右京区 雨漏り・屋根/外壁改修工事 (外壁張替工事編) 更新しました。
外壁張替工事 雨漏り原因、ついに特定!【京都市右京区Y様邸】

外壁張替工事 雨漏り原因、ついに特定!【京都市右京区Y様邸】

2025-06-30

長らくお待たせいたしました、雨漏り改修工事の進捗報告です。

今回は、前々回のブログでご紹介した外壁の張り替えに続き、建物の防水性を高めるためのシール工事が完了いたしました。今回の雨漏りの主原因がシールの劣化にあったため、外壁の刷新と合わせて、防水の要であるシール工事に焦点を当ててご説明させていただきます。

雨漏りの根本原因:劣化したシールと外壁の連携

建物を風雨から守る上で、外壁とシール(シーリング材)は密接な関係にあります。外壁が建物の大部分を覆い、物理的な保護を提供する一方で、窓枠や外壁材同士の継ぎ目といった「隙間」を埋めるのがシールの役割です。これらの隙間は、建物の動きや温度変化によって常に微細な伸縮を繰り返しています。

しかし、紫外線や雨風に長期間晒されることで、シールは徐々に弾力性を失い、硬化し、やがて亀裂が生じます。この亀裂から雨水が侵入し、今回の雨漏りの主な原因となっていました。劣化したシールは、たとえ外壁が新しくても、建物の防水性を著しく低下させてしまうのです。

サッシ廻りの浸水、その証拠写真

前回の調査時、雨漏りの原因として特にサッシ廻りからの浸水が怪しいと判断しました。左が調査時に撮影したお写真で右がその周辺の解体時、雨水が侵入している様子のお写真です。

調査時に撮影した写真

外壁解体時の写真

この写真からもわかるように、サッシ廻りのシーリング材の劣化が顕著であり、ここから雨水が侵入していた可能性が高いことが伺えます。
今回のケースでは外壁の浮きが顕著であった為、お客様とご相談の上外壁の張替となりましたが、既存外壁の状態によってはシール打替え&外壁塗装で行うことも多いです。

新しい外壁と高耐久シールで実現する「新築のような防水性」

今回の改修工事では、以前ご紹介した外壁の張り替えによって、建物の美観が向上し、一次的な防水層が刷新されました。このケースでは外壁の浮きが顕著であったため、お客様とご相談の上、張り替えという選択に至りました。

そして、この新しい外壁材の目地(継ぎ目)やサッシ周りなど、すべての取り合い部分に、高耐久性のシーリング材を充填するシール工事を行いました。これにより、外壁とシールの二重の防水層が確立され、雨水の侵入経路を徹底的に塞ぎます。

外壁の状態に合わせた最適な提案

なお、今回のようにお客様の建物の外壁が著しく劣化している場合は張り替えが最適な選択肢となりますが、既存の外壁の状態によっては、シール打ち替えと外壁塗装で対応することも多くあります。建物の状況を診断し、お客様のニーズに合わせた最適な修繕プランをご提案いたしますのでご安心ください。

職人歴30年の代表が手掛ける、確かな品質

嵯峨野ワークスでは、雨漏り調査から現場管理、そして今回のブログ執筆まで、職人歴30年の代表である浦谷自身が行う一貫体制を敷いています。長年の経験で培った「目の付け所」と品質へのこだわりは、他社とは一線を画すと自負しております。またお客様からは「話しやすい」とご好評いただいております笑

これまでの豊富な施工事例と、多くのお客様からいただく感謝の声こそが、私たちの信頼の証です。お客様に「やってよかった!」と心からご満足いただけるよう、引き続き責任を持って最終確認と作業を進めてまいります。

京都市内で建物のことで何かお困りのことがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。