2025/7/9 施工事例|京都市右京区 雨漏り・屋根/外壁改修工事 (外壁張替工事編) 更新しました。
全外装リフォーム|中古物件の雨漏り

全外装リフォーム|中古物件の雨漏り

2020-09-07

Before

屋根被害
外装Before
内部の雨漏り

中古物件を購入後、雨漏りがあり、直さないといけないと思われていた矢先、台風で屋根がめくれる被害に遭われました。
ご要望としては、R屋根を火災保険で修繕、雨漏りを直すとともに、目立つ外壁をスタイリッシュにしたいという事でした。

10数年という築浅の建物でありながら、雨漏りがしている状況というのは、新築時の施工に不備がある場合が多く、リフォームの施工途中で別の雨漏りが発覚する事も多いです。
その事を予めお伝えし、屋根と外壁の工事を開始させて頂く事になりました。

  • STEP 1

    屋根の重ね葺き

    既存屋根アスファルトシングルの上から下葺材ゴムアスファルトルーフィングを敷き詰めます 。
    下地材の固定
    ガルテクト
    立平

    R屋根については、急勾配の箇所をガルテクト、緩勾配の箇所を立平で葺き上げ、立体的に仕上げました。

    立平の端の部分は雨漏りの原因になりやすい箇所ですので、ひとつひとつ丁寧に仕上げます。
  • STEP 2-1

    外壁の撤去

    雨漏り①
    雨漏り②

    雨漏りしていた面の外壁をめくると、やはり防水シートがありませんでした。
    しかし、雨水の侵入がまだ少なかったようで、木下地にはシミがつく程度でしたので、補強する事なくそのまま使用する事ができました。

  • STEP 2-2

    外壁下地工事

    本来は胴縁下地を施して、外壁の施工をしたかったのですが、境界の問題で今回は直張りの施工となりました。
    まず防水シートを全面に貼ります。
    防水シート
    次に、サッシの部分などは外壁の役物という専用の金物を取り付けます。
    これがないと、耐用年数20年の外壁材も10年程度でこのような部分から雨漏りしてしまう事があります。
    しかし、現状、コストのためか、この施工を省いてしまう業者も多く、当社としてはそのような施工を見るたびに残念な思いになります。
    外壁役物
  • STEP 2-3

    外壁仕上げ

    コーキングの補修Before
    コーキングの補修After

    雨漏りのなかった面は、コーキングの補修をしておきました。

    色分けした境目も丁寧に仕上げます
  • STEP 3

    外壁塗装

    色合わせ
    配電部分
    塗装

    雨漏りのなかった面の外壁については、塗装仕上げとなりました。
    張り替えたサイディングと色をしっかり合わせ、建物全体がツートンカラーになるようにしました。

  • STEP 4-1

    バルコニー雨漏り修繕

    雨漏りの様子①
    雨漏りの様子②

    工事中、建物前面の2階、3階バルコニーに雨漏りが発覚し、お客様に相談の上、追加の工事をさせて頂くことになりました。

    内部の腐食①
    内部の腐食②

    板金や防水といった外側の部分をめくると、内部の木地がかなり腐食してます。

    木工事①
    木工事②
    木工事③

    木工事でまず下地をしっかりと修繕、補強させて頂きました。

  • STEP 4-2

    バルコニー仕上げ

    防水下地
    防水シート

    バルコニーの防水は、今回は塩ビシート防水を採用しました。

    笠木板金①
    笠木板金②

    笠木部分は、板金をし直します。念のため内部に防水シートを施し万全を期しました。

    塗装下地
    バルコニー塗装

    最後に塗装で仕上げて、バルコニーの修繕も完了です。

屋根After
外壁After

屋根も外壁もすっかりきれいになり、新築のようになりました。

施工後雨漏りはすっかり改善とのことで大変喜んでいただきました。

中古物件なこともあり、新築時の施工状況はわかりませんが、おそらくコスト重視で建てられたものだったのでしょう。
最終的にかなり費用が嵩んでしまいましたが、ここから数十年は安心して過ごして頂ける事と思います。