WORKS-BLOG

これまでの施工実績から、お客様の声やBeforeAfterの写真を集めました。

Before


屋根からの雨漏りについてお問い合わせいただきました。

早速屋根に上がって確認したところ、経年劣化による瓦のずれが原因で雨漏りが発生しておりました。また、凍害による瓦の破損(凍て割れ)も見受けられました。

既存の屋根は日本瓦の土葺き工法で、非常に重たい屋根構造です。このため、建物への負担が大きくなっており、経年劣化も著しいので、屋根の葺き替え工事をご提案いたしました。

つきましては、京都市の耐震改修補助制度「まちの匠・ぷらす」をご利用いただくことで、工事費の一部を補助できる場合がございます。この制度は、耐震改修工事費の一部を補助するもので、重たい屋根を軽量化する工事も対象となります。

補助金を利用することで、お客様のご負担を軽減し、より安全な住まいを実現することができます。詳細につきましては、京都市のホームページをご覧いただくか、弊社までお気軽にお問い合わせください。お客様の状況に合わせて、最適なご提案をさせていただきます。弊社サイトでもご紹介しております。

After

既存の日本瓦を撤去いたします。土葺き工法は、瓦だけでなく、大量の瓦土が屋根に積載されています。これら瓦と瓦土を全て撤去いたします。

土葺きの場合、屋根の重量は瓦土の量にもよりますが、1㎡あたり70~100kg程度の重量がかかります。例えば、屋根面積が100㎡の場合、屋根全体の重量は10tにもなり、非常に重たいことがお分かりいただけるかと思います。

この土葺き屋根の重量が、建物への負担を大きくしている要因の一つです。

既存の屋根材を撤去した後、木下地の施工を行います。この際、桟木による補強に加え、構造用合板を張ることで、屋根の強度を大幅に向上させることができます。

構造用合板は、屋根の強度を高めるだけでなく、建物全体の強度向上にも寄与します。特に、耐震性の向上は、地震の多い日本において非常に重要な要素となります。

構造用合板の設置後、下葺材であるゴムアスファルトルーフィングを敷設します。このルーフィングは、屋根の防水性を確保し、雨水の浸入を防ぐ二次防水の役割を果たします。


屋根材はガルバリウム鋼板製の立平葺で仕上げ雨といも交換させていただきました。

今回の工事では、屋根材を従来の日本瓦から軽量なガルバリウム鋼板に変更することで、建物への負担を大幅に軽減し、耐震性を向上させることができました。

日本瓦の土葺き工法では、1㎡あたり70~100kgの重量がありましたが、ガルバリウム鋼板製の立平葺きでは、わずか5kgとなりました。
これにより、屋根の重量は1/14~1/20に軽減され、地震時の建物の揺れを抑制することが期待できます。
また、ガルバリウム鋼板は耐久性にも優れており、長期にわたって建物を守ってくれます。

これにより、建物全体の耐震性がさらに向上しました。

雨漏りが起きていたこともあり工事後お客様もとても喜んでいただけました。

このたびは、数ある工事業者の中から私たちをお選びいただき、誠にありがとうございました。お客様の大切なお住まいの改修工事に携わることができ、大変光栄に存じます。
今後もお住まいのメンテナンスや追加のご相談がございましたら、いつでもお気軽にお声がけください。末永いお付き合いをどうぞよろしくお願い申し上げます。

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